●生活害虫棲息ガイド ●防除剤・繊維製品防虫剤の使用方法
●カメムシ・キクイムシ・カツオブシムシ・イガ ●アリ・ハチ・チョウバエ・ダンゴムシ ●ワラジムシ・ヤスデ・ナメクジ・クモ
「カメムシ類」
 カメムシ類は我が国で約600種類が知られています。
主としてクズ、フジ、ハギなどのマメ科植物に寄生していますが、農作物をも加害する農業害虫でもあります。
 10~11月に越冬のため家屋に侵入するのはスコットカメムシ(北海道)、クサギカメムシ(本州以南の山間地)、マルカメムシ(本州以南)などです。
 多数飛来するだけでも不快感を感じる人が多いのですが、虫に触れたり刺激したりすると強烈な悪臭を発する極めて不快な虫です。
 特に新しい宅地造成地や畑周辺の住宅では毎年侵入の被害を受ける所も多いようです。
「キクイムシ類」
 ヒラタキクイムシ 体長2~3mm、家具や建材を食害します。
 木材の中に生み付けられた卵が孵化し、5~6月頃成虫になり木材に孔を開けて出てきます。
出てくる時に孔から木粉や虫糞を排出して盛り上げることで、加害程度が判断できます。
被害の多い木材は、ラワン、なら、かし、けやき等ですが竹材も加害する木材害虫です。
「カツオブシムシ類」
 ヒメカツオブシムシ 体長4~5mm、や ヒメマルカルオブシムシ 体長2~3mmが屋内でよく見られます。
 これらの虫の幼虫は広食性ですが特に動物質のものを好み、動物質の乾燥食品、標本、毛皮、絹製品を加害する衣類害虫です。
「イガ類」
 イガ 体長10~15mm、コイガ 体長8~10mm、カツオブシムシと並ぶ衣類害虫です。
いずれも小型の蛾で成虫は一年を通してみられ、衣類の繊維の隙間などに産卵します。
 イガの幼虫は羊毛などの毛織物、毛皮、敷物を食害します。
 コイガの幼虫は毛織物などの動物質繊維のほか植物質の繊維も食害し、また巣の材料として繊維を噛み切ったりして加害します。